enPiT BizSysD 分野別ワークショップ 2023@盛岡に参加してきました

わたしは「注文の多い料理店」のメンバーとしてAgile PBLの講義に参加してきました。

eniehack.hatenablog.com

講義の中で優秀賞をいただいたこともあってか、「enPiTの分野別ワークショップに出てみないか」という声がかかり、今回盛岡に連れていっていただきました。

www.enpit-ws.com

この記事では、参加してきた分野別ワークショップに参加してきた感想について主に書いていこうと思います。

この分野別ワークショップに参加して感じたこととしては2つあります。

enPiTの1分野の中とはいえど様々な形態がある

まず1つ目にenPiTの1分野の中でも、様々な形態があることです。

例えば、筑波大学では1つの「ビジネスシステムデザイン」という講義シリーズでenPiTの講義が完結しています。 それに対し、他の大学では2年から準備する科目があることもあります。 こうしたプロローグ的な講義や、制約を加えることで技術的にも高いレベルのものを作ることができるように感じました。 この差から、ウチの大学の主に基礎学習期間の部分において、もっとブラッシュアップできるような気がしています。

加えて、筑波大学では「身近な困り事」からプロダクトを作ることになっています。 しかし、他の大学では企業や行政から困り事を与えられることもあることにびっくりしました。

enPiTへの振り返りを通して

2つ目は、enPiTへの振り返りを通して学生と話していた時間が印象に残りました。 ポスターセッションを終え、振り返りの時間で、他大学の学生と話しenPiTでの学習について振り返りました。 その中で出てきた話で印象に残ったことして、さらに2つあります。

まず初めに、モチベーションの維持が大変だったとの話がありました。 課題を与えられる形でプロダクトを開発していた学生からは、最初期にモチベーションをどのように持つかということに苦労したと言っていました。

次に、「ユーザの目線に立って考えることが初めてだった」という話でした。 私自身、ソフトウェアは作ったことはあるものの、「ユーザの目線に立ってプロダクトを作る」という経験は初めてだったのでとても学ぶことが多かったです。その話をディスカッションで話したところ、盛り上がりました。やはり、手を動かしながらユーザ目線で物事を考えるのは貴重な経験なんだなと思いました。

印象に残った発表

技術的な作り込みがすごいチームが多く、びっくりしました。 待ち合わせに特化した位置情報共有アプリや、函館に特化したバス乗り換えアプリは特に完成度が高く、刺さりました。

自分たちのプロダクトについて

省きたい食材を指定する機能に対して、「宗教上の理由やアレルギーで食べられない食材がある人に向けて改善することもできそう」というフィードバックをもらえました。 このように明確でなくとも、ポスターセッションでは寸劇を取り入れたデモもあってか、全体的には好感触でした。 自炊する大学生は多いと思うので、好感を得やすい題材であったこともあるとは思いますが、実際にユーザからの反応を貰えることはとてもうれしく感じました。

プレゼンとポスター制作をやってもらったギルドくん、台本を考えてくれた、oriiくん、なおとくんに感謝です。 みんなの努力もあってか、プレゼン賞をいただくことができました。 プレゼン賞を取れたのは、彼ら、特にギルドくんの貢献がなければ成せなかったと思っているので、彼らには足を向けて寝られません。

おわりに

関係各所の皆様、遅刻して申し訳ありませんでした。 チームメンバーに対しても、準備も手伝うことがあまりできず、当日寝坊までして申し訳ありませんでした。

ワークショップに参加して、数週間ぶりにフィードバックをもらいうことで、また開発する意欲が湧いてきました。 プロダクトバックログには、自炊のレパートリーを増やすための施策が日の目を見ずに眠っているので、ハッカソンに出るなどして今後別の機会に実装したいな、と強く思いました。

また、終了後に他の学生と冷麺に舌鼓を打ちつつ、話に花が咲かせることができ、こちらも楽しかったです。

盛岡は寒波もあってか、体の芯を冷やすような冷たい風が吹いていて、時折風花も舞っているような寒い街でした。 直線とベジエ曲線で作られた街に普段住んでいるので、町並みを眺めているだけでもとてもおもしろかったです。 今度は観光で来たいです。

最初400文字くらいを目指して書いていたのですが、5倍ほどにまで膨れ上がっていた原稿にびっくりしつつ、この辺で締めさせてもらいます。

注文の多い料理店」というチームが盛岡に行くのは、なんという出来過ぎた話か、と思ったのはここだけの話。